こんにちは。
ここでは、ベランダで出来るミミズを利用した生ごみ堆肥化システムについて、誰でも簡単に出来る方法を説明します。
最近のエコや循環型社会などの流れに自分も何か貢献できないかと考え、生ごみの量を減らし、有機肥料を自分で作り、野菜を作って食べることを目的に、コンポスト作製を始めました。
私はコンポストについては素人ですが、初めての人でもなるべく低いハードルで実施できるように、低コストでのコンポストの作製を試みましたので、ご参考いただければ幸いです。
コンポストのメリット
まず、コンポストとは「堆肥(compost)」を意味し、生ごみなどの有機物を微生物の働きにより分解することです。
コンポストを家庭で作製することにより、廃棄されるはずの生ごみの削減ができ、栄養豊富な堆肥を作ることができます。
そして、この堆肥を家庭菜園に有効利用することで、おいしい野菜を栽培することができます。
このように、コンポストを利用するということは、生ごみをたい肥化し、植物を栽培し、再度それをたい肥化する・・・といったサイクルに落とし込むことで、エコ活動に貢献できるといったメリットがあります。
ミミズを使ったコンポストにした理由としては、単に生ごみ処理ができるだけでなく、ミミズの糞は植物の成長に関わる栄養素が多く含まれており、最高の有機肥料になるということを知ったからです。
そして、あまり臭いも出ないということでしたので、家庭でも実践しやすいと思います。
低コストミミズコンポストの作製方法(写真付き)
それでは、私が実践した低コストミミズコンポストの自作方法について、写真を用いながら説明します。

ミミズコンポストの資材調達
ネットでコンポストと調べると立派なコンポスターがヒットしますが、今回は低コストで揃えることが目的ですので、100円均一やホームセターで最低限のものを購入しました。
コンポスターとして、100均でプランターや蓋、受け皿、網を購入し、ミミズの家としては、400円+税で済みました。
そして、ピートモス(土)とココヤシファイバーを含めても約1000円程度でした。
あとは肝心のミミズに関しては、ネットで調べてみると釣り餌の「熊太郎」を使っている人が多かったため選びました。
ネットでも釣具店でも購入可能です。
ちなみに、今回使用したミミズは「ミミズちゃん熊太郎(スーパー太虫)」 で、楽天価格715円です。
すべて合わせて約2000円程度で準備が出来ました。
あとは、新聞紙と生ゴミは無料で調達しました。
ミミズコンポストの作製
①トレーにBBQ用の網を載せます。

②プランターにピートモスを入れ、ココヤシファイバーや、拾ってきた落ち葉、生ゴミ、新聞紙等を混ぜて①の網の上に置きます。
土は軽く握ってべたつくぐらいに湿らしておきます。

③釣具店で購入したミミズを投入します。

④ミミズが脱走しないように蓋を閉じます。

⑤ミミズは暑さに弱いため日陰に置いております。
最近は30℃を超える日が続いておりますが何とか生きてはいるみたいです。

非常に簡単な構成ですが、かなり元気に動き回っていますので、ひとまず成功だと思っています。
私は普段パックの緑茶や紅茶を飲むので、飲んだ後の茶葉や、野菜のヘタを入れています。
たまねぎのような刺激のあるものはミミズにとって良くないようなので、ミミズコンポストに入れてもよいもの、ダメなものは調べてみて下さい。
今回は低リスクでのコンポストとして始めましたので、「熊太郎」一箱しか購入しませんでしたが、一箱ではかなり少ないですので、多めに購入してもよいかと思います。
次のステップとしてはうまく繁殖させてよいコンポストを作っていきたいと考えています。
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