こんにちは。
今回はミミズコンポストにおいて、ミミズを効率的に増やすための温度について、解析している論文がありましたので紹介します。
参考にした論文はこちら。
「シマミミズ個体群における生産過程の解析」というタイトルの論文で、発行が1979年と古いものです。
解析とあるように、数式を用いたシュミレーションであるため難しい論文でしたので、結果のみ紹介します。
①孵化率
10℃…70%
20℃…70%
25℃…100%
30℃…90%
②孵化するまでに要した日数
10℃…21〜68日
20℃…21〜68日
25℃…24〜35日
30℃…10〜19日
このように温度が上がるほど早く、孵化しやすいということになります。
冬の時期はなるべく寒さをしのげるところに移動した方が良いですね。
夏も暑すぎるのも良くないとは思いますが。
③幼体死亡率
10℃…15%
20℃…5%程度
30℃…10%
幼体すなわちミミズの赤ちゃんは20℃が最適のようです。
以上の結果をまとめますと、シマミミズを効率よく繁殖させる場合は、卵を見つけたら25℃〜30℃に温度管理するのが良いでしょう。
10℃を下回る冬の時期は、難しいかもしれませんが外ではなく室内で、なるべく寒さをしのげる場所で管理してあげるようにしましょう。
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