優待SDGs・ESG投資~【2503】キリンホールディングス

ESG投資


ここでは、財務面だけではなく、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)といった非財務面も重視し、株主優待もゲットできる銘柄を紹介します。

日本でもESG投資の流れが来ており、ESG経営を重視している企業に資金が集まりやすいということになります。

そして、ESGに取り組んでいる会社は、本業を通じて社会に貢献していることを意味し、不祥事などによる倒産リスクも低減でき、安心感があります。

株の値上がり益(キャピタルゲイン)よりも、安定的かつ、株主優待を楽しみながら長期的に投資することを目的としております。

ESGに力を入れている企業は東洋経済ONLINEによる最新版「ESGに優れた企業」ランキング上位200を参考にします。

それでは、SDGs・ESG優待銘柄を見ていきましょう!

【2503】キリンホールディングス

一番搾りやのどごし<生>などのビール類でおなじみのキリンホールディングス。

傘下に医薬の協和キリンそして、ファンケルとは資本業務提携しています。

【2503】キリンホールディングス ESG取組み

日経リサーチによる、日経「SDGs経営」調査の結果によると偏差値が最高位である70以上にランクインしています。

このことから、キリンホールディングスは社会課題、環境課題にも積極的に取り組んでいる会社であることがわかります。

それでは、具体的な取り組みについて見ていきましょう。

https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2019/1205_04.html

環境

2018年に日本の食品業界で初めてTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)に賛同しています。

TCFDとは、気候変動関連リスク及び、チャンスに関する財務情報開示基準のことで、企業はTCFDに賛同することにより、ステークホルダーに気候変動対策を実施していることをアピールできます。

また、環境関連の賞をいくつも受賞していることから、環境に対して力を入れていることが伺えます。

第2回日経SDGs経営大賞で「環境価値賞」と最高位の獲得

第24回環境コミュニケーション大賞で「気候変動報告大賞(環境大臣賞)」

ESG ファイナンス・アワード・ジャパンの環境サステナブル企業部門で「金賞」を2年連続受賞

それでは、環境への具体的な取り組みを見ていきましょう。

キリンホールディングスでは次のような取組みにより、2040年までに使用電力の再生可能エネルギー比率を100%にすることを宣言しております。

・購入するすべての電力を再生可能エネルギー100%にする。(「RE100」に加盟)

・太陽光発電電力の導入

・水力発電の利用

そして、省エネを推進し、バリューチェーン全体での温室効果ガス排出量を2050年には1990年比でネットゼロを目標としています。

健康

酒類を主に扱っているメーカーとしては健康に対して、より大きい責任もって取り組まなければなりません。

そのアプローチとしては、以下の点を上げています。

・適正飲酒や飲酒マナーの啓発

・アルコール摂取量のラベル表示による適正な飲酒習慣のサポート

・ノンアルコール、低アルコール商品の開発強化

また、傘下に医薬の協和キリンがあり、バイオシミラーなどの医薬品や、長年に渡る免疫研究により、免疫力向上に関する乳酸菌を発見したりしています。

例えば、キリンの免疫研究にて発見されたプラズマ乳酸菌があります。

プラズマ乳酸菌とは、免疫の司令塔を活性化する乳酸菌で、免疫細胞全体が活性化されるとのこと。

この「プラズマ乳酸菌」を使った「iMUSE」ブランドがNutralngredients-Asia Awardsの「免疫サポート」部門で2021年度「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞

また、2020年にも「食品免疫産業賞」を受賞しており、科学的エビデンスもしっかりしています。

【2503】キリンホールディングス 株主優待制度

毎年12月31日現在、単元株数(100株)以上保有すると、いくつかの優待品から選択できます。


100株以上1,000株未満:1,000円相当

1,000株以上:3,000円相当。

最新優待情報はコチラ

【2503】キリンホールディングス 株価推移・主要株価指標

https://www.kirinholdings.com/jp/investors/finance/consolidated_statement/profit/tsuki/

by 株価チャート「ストチャ」

株価:2080円(2021年9月30日現在)
PER  20倍
PBR  2.0倍
ROE  8.2%

自己資本比率  35.9%

配当 65円

配当性向 75.3%
予想配当利回り  3.1%

ここ10年は減配はありませんが、配当性向が高いですね。

コロナの影響を受けている業界ではありますが、緊急事態宣言明けの居酒屋の需要に期待できそうです!

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免責事項

当記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、あくまでも個人的な見解であります。

特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではなく、記事内容の正確性は保証いたしません。

投資についてはご自身の判断と責任の元で行って頂き、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。

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