ここでは、財務面だけではなく、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)といった非財務面も重視し、株主優待もゲットできる銘柄を紹介します。
日本でもESG投資の流れが来ており、ESG経営を重視している企業に資金が集まりやすいということになります。
そして、ESGに取り組んでいる会社は、本業を通じて社会に貢献していることを意味し、不祥事などによる倒産リスクも低減でき、安心感があります。
今回は成長著しい神戸物産について紹介します。
【3038】神戸物産
最近、TVやSNSでよく取り上げられている業務スーパーをはじめとした小売店や、ビュッフェレストラン、惣菜店などを直営及びフランチャイズを運営しています。
私も実際に業務スーパーで買い物することが多いですが、なにしろコスパが良いです。
値段は安いですが、品質が劣っているとは感じませんし、冷凍食品も多種多様で量が多くても保存がきくので重宝しています。
業務スーパーのイメージが強いですが、意外にも再生可能エネルギーを活用した環境配慮を推進する「発電事業」も行っております。
【3038】神戸物産 SDGs・ESG取組み
2022年10月期から2024年10月期までの3か年を対象とする中期経営計画を策定しており、その中で「ESGやSDGsなどへの取り組みを強化し、企業価値の向上に努めます」との記述があります。
それでは、神戸物産ではどのようなESGに関する活動を行っているか、ピックアップして紹介します。
環境(E)
〇エコ再生エネルギー事業
二酸化炭素の排出削減を目的に、太陽光発電と、木質バイオマス発電を進めています。
太陽光が全国17か所で 32.1MW、バイオマスが北海道の 1か所で 6.2MW発電しています。(2021年10月末現在)
〇フードロス対策
食品ロスの削減を目的として、品質に問題がないものの印字不良等で一般市場に流通できないような商品をフードバンクに寄贈したり、
神戸クック・ワールドビュッフェでは、1g=税込1.08円の量り売りコーナーのランチ・ディナー各時間帯のラストオーダー後に50%OFFで販売するなどの取り組みを実施しています。
社会(S)
〇子ども食堂や母子世帯への支援
子ども食堂とは、家庭の事情での孤食や食事を十分に取ることができない子どもたちに、地域住民や自治体が主体となり無料または低価格で食事を提供する場です。
そこで、業務スーパーではエコバッグの売上の一部を「子ども食堂」への寄付につなげる活動を行っております。
2020年度では、全国の子ども食堂へレトルトカレーやフルーツゼリー、ふりかけなどを寄贈したの実績があります。
このような活動は、SDGsの目標1.「貧困をなくそう」に当てはまり、貧困状態にある子どもを支援する取り組みであるうえ、地域コミュニティーの活性化にもつながります。
ガバメント(G)
〇品質管理
商品の安全と品質確認のために微生物・理化学検査や官能検査などの独自検査を実施。
原材料調達、製造、流通、販売という全過程において品質管理を徹底。
お客様相談窓口に寄せられた内容をもとに商品検証を実施するなど、お客様の声を反映できる体制を構築しています。
とのことです。
【3038】神戸物産 株主優待制度
権利確定月:10月
保有株式数、保有期間に応じ、優待品としてJCBギフトカードがもらえます。
最新情報はこちら。
【3038】神戸物産 株価推移・主要株価指標
コロナ禍でも売上・利益ともにきれいな右方上がりで成長しており、今後にも期待が持てます。
株価も力強く上昇してきましたが、ここ最近は好決算の発表後に大きく売られる印象がありますので、タイミングには注意した方が良いかもしれません。
最終データ更新日 2021年 12月 30日
株価 4455円
PER 49.1倍
PBR 12.7倍
ROE 25.6%
自己資本比率 48.8%
配当金 年間21円 予定
配当性向 22.3%
予想配当利回り 0.5%
免責事項
当記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、あくまでも個人的な見解であります。
特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではなく、記事内容の正確性は保証いたしません。
投資についてはご自身の判断と責任の元で行って頂き、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。
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