こんにちは。
生分解性プラスチック(biodegradable plastic)を分解してみる第2弾です。
前回はプランターに5か月間埋めていただけで、全く分解していませんでしたので、今回は土の環境を整えて再チャレンジしてみます。
まず分解させる対象は楽天で購入したPLAのエコフォークです。
下記、楽天のページの引用になります。
■ポリ乳酸樹脂の原料
トウモロコシやジャガイモ、ビート(ヒユ科の植物)、サトウキビなど自然の恵みを原料に加工されます。
■ポリ乳酸樹脂のメリット
1. トウモロコシやジャガイモ、サトウキビなど、自然の植物を原料としているので、地球温暖化抑制に効果があります。
2. 焼却には約4,000calと燃焼値が低く、焼却炉を傷めず大気も汚しません(紙の燃焼と同じ低カロリーです)。
3. コンポスト(有機肥料を造る装置)で生ゴミと一緒に自然界の微生物によって分解されます。もちろん有機肥料には影響を与えません。
100円均一で培養土と菌のえさになるドッグフードを購入しました。
実際は生分解させる際、微生物を増殖させるために生ゴミを使ったコンポストを用いますが、生ゴミ臭やアンモニア臭がすると近隣の迷惑になりますので、生ごみの代わりにドッグフードを代わりに使用しました。
とはいえ、混ぜてみると臭いは発生しております。。。
培養土とドッグフードを混ぜてプランターにエコフォークを埋めました。
このエコフォークはPLA製ですのでまずは加水分解させる必要があります。
加水分解とは、簡単に言えばエステル結合に水が作用して分解することです。
加水分解の進行には高温、高湿、アルカリ性などの条件が好ましいといわれています。
よって、条件が整えば非酵素分解型であるPLAは微生物や分解酵素が作用しなくても、水分が存在すればある程度まで分解するプラスチックといえます。
そして、最終的には微生物の代謝により加水分解したPLAが二酸化炭素と水に分解するといった二段階的な分解機構を持ちます。
生分解方法についての解説は以下のリンクを参照してみて下さい。
準備は整いましたので、加水分解のために水やりをしてどのくらいで分解するのか実験したいと思います。
まず、環境を整えてから一週間後の様子です。
まだまだ、分解している様子はありません。
やはり、時間はかかりそうですが気長にチャレンジしていきます。
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