こんにちは。
ここでは、CSR検定範囲である働き方改革と副業・兼業についてまとめています。
働き方改革関連法
まず、働き方改革が目指すものについて、厚生労働省ホームページではこのように述べられております。
「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
働き方改革により、長時間労働の規制や、多様な働き方を選択できる社会を構築することによって、生産性向上や、就業機会の拡大などといった課題解決を目的としているといえます。
長時間労働の規制という点では、2019年4月1日から「働き方改革関連法」が施行され、残業の上限が設定されております。
副業・兼業の促進に関するガイドライン
続いて、多様な働き方の選択という点では、副業・兼業に関して、厚生労働省では、副業・兼業の促進に関するガイドラインにて、
副業・兼業を希望する者は年々増加傾向にある。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000192844.pdf
と明記されており、企業が副業を認めるケースが増えてきました。
ただし、会社によっては副業を認めていないケースがまだありますが、基本的には労働者は労働勤務以外の時間を自由に使ってよいとされております。
当然のことながら、副業に力を入れすぎて本業に支障をきたす場合や、健康状態に問題にならないようにしなければありません。(安全配慮義務)。
その他にも、本業における秘密情報を漏洩しない「秘密保持義務」や、所属する企業と競合する会社に就職したり、競合会社を設立したりしてはいけない「競業避止義務」を負っています。
そして、「誠実義務」に基づき、本業に支障をきたさない行動が要請されます。
裁判例において、副業を認めないような就業規則がある中で、副業の手続きをしたとしても、本業への影響がなければ、副業を理由にした懲戒処分は認めていなとあります。
企業側が副業を推進することによって、社員に、本業とは異なるスキルやネットワークの構築、組織活性などを期待されています。
働き方改革により、様々な形での働き方やスキルアップなどが選べるようになってきました。
CSRの観点から、多様な働き方が推奨されていますし、組織に依存せず生きていく力を身に付けるため、普段と違った仕事を経験してみることも良いでしょう。
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