こんにちは。
今回は世界のエネルギー起源CO2排出量についてです。
地球温暖化対策における最重要課題の一つとして、エネルギー起源CO2排出量の削減が挙げられます。
エネルギーの燃焼に伴って発生するCO2は、大気中の温室効果ガス濃度を増加させ、地球温暖化を引き起こす主要な要因となっています。
では、エネルギー起源CO2とは何か?それ以外のものはなにか、簡単に説明します。
エネルギー起源CO2とは
- 石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料を燃焼したり、工業プロセスで発生したりするCO2
- 2020年時点で世界全体のCO2排出量の約8割を占める
非エネルギー起源CO2とは
- エネルギー起源CO2以外で発生するCO2
- セメント、鉄鋼、化学製品などの製造、廃棄物の焼却などが主な発生源
続いて、エネルギー起源CO2排出国別ランキングです。
環境省の資料によると、2020年の世界のエネルギー起源CO2排出量は317億トンに達しました。
2020年のエネルギー起源CO2排出量に基づき、排出量上位の国の排出量・排出割合をご紹介します。
中国が圧倒的に多く、100億トンで世界全体の約32%を占めています
我が国日本は約10トンで第6位にランクインしております。
結論
エネルギー起源CO2排出量削減は、地球温暖化対策における最重要課題の一つです。国・地域・企業レベルで様々な取り組みを進めることで、排出量削減と持続可能な社会の実現を目指していくことが重要です。
〇理解度チェック問題
「セメントを製造する際、CaCO₃を主成分とする石灰石が焼成され、CaOとCO2が発生する。このときに発生したCO2はエネルギー起源CO2に分類される。」
- 正しい
- 誤り
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正解:2. 誤り 解説:石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料を燃焼したり、工業プロセスで発生したりするCO2をエネルギー起源CO2と呼びます。
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