こんにちは。
今回は近年注目を集めている「バイオマス」について説明します。
バイオマスとは、動植物由来の生物資源のことで、近年色々なものがバイオマス化されております。
eco検定でもバイオ〇〇といったワードが問われることがありますので、押さえておきましょう。
バイオマスとは?
具体的には木くずや、稲わら、サトウキビ、とうもろこしなどの植物を指すことが多いですが、生ゴミや動物の糞尿などの有機物も含まれます。
バイオ〇〇について細かく見ていくと、
バイオマス発電は、木くずや生ゴミを燃焼させたときに発生する熱により発電する方法です。
バイオ燃料とは、そのままですが、バイオマス由来の資源を燃料とすることで、バイオエタノールや、バイオディーゼル、バイオガスなどが当てはまります。
バイオエタノールとは、サトウキビやとうもろこしなどを発酵、蒸留させて作られるエタノールのことです。
また、バイオマスプラスチックも同様です。
バイオマスポリエチレン(PE)やバイオマスポリエチレンテレフタレー(PET)、ポリ乳酸(ポリ乳酸)は植物由来の原料を用いて生産されています。
eco検定範囲外ですが、個別のバイオマスプラスチックの生産方法についてはこちらにまとめています。
そして、バイオマスを考える上で重要なキーワードは「カーボンニュートラル」です。
最近よく耳にするようになったカーボンニュートラル(Carbon Neutral)とは、
植物などのバイオマス由来のはものは、燃やしてもCO2の増減に影響を与えないといった考え方です。
どういうことかというと、
植物などのバイオマスは燃やすとCO2を排出しますが、そのCO2は植物の成長過程で光合成により吸収したものとみなすことができます。
すなわち、バイオマスを燃やしたときに排出されるCO2と光合成により吸収されるCO2がプラスマイナスはゼロになります。
そのような炭素循環の考え方がカーボンニュートラルです。
環境対応としてバイオマスを利用したエネルギーや、製品が増えてきています。
どのようなものがバイオマスに置き換わっているのか普段の生活から意識してみて良いかもしれません。
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