近年、地球温暖化対策が喫緊の課題となる中、「脱炭素社会」の実現に向けた取り組みが世界中で加速しています。
そこで、今回取り上げるのが「炭素生産性」という指標です。
炭素生産性とは?
二酸化炭素排出量当たりの国内総生産(GDP)を表す指標です。
つまり、どれだけの二酸化炭素を排出して、どれだけ経済価値を生み出しているかを数値で示したものです。
脱炭素社会への進捗を測る指標となる炭素生産性は、単にCO2排出量を削減するだけでなく、経済成長と環境保全の両立を目指す指標です。
CO2排出量のみを削減しても、経済成長が停滞してしまえば、国民生活の質が低下する可能性があります。
炭素生産性を向上させることで、経済成長と環境保全を両立しながら、持続可能な社会を実現することができます。
三菱総合研究所の記事を参照すると、2020年では、スイスが世界最高水準の炭素生産性を誇っていますが、我が国日本は、主要7カ国(G7)で5位。主要先進国の中でも下位にとどまっています。
理解度チェック問題
日本の炭素生産性は世界全体で見ても、低い順位に位置している。
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正解:1.〇 正しい 解説:主要7カ国(G7)で5位。主要先進国の中でも下位にとどまっています。
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