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eco検定1スライド解説〜オゾン層保護・破壊編~

eco検定対策
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    こんにちは。

    今回はオゾン層保護や、オゾン層破壊の原因物質(フロン類)についてまとめました。

    オゾン層についてはeco検定試験にもよく出題される範囲ですのでしっかり押さえていきましょう。

    オゾン層とは?

    まず、オゾンとは酸素原子(O)が3個結合している(O3)気体です。

    オゾンは地上から約10km〜50kmまでの成層圏に存在しており、オゾンが多い層が「オゾン層」です。

    オゾン層は太陽光線に含まれる有害な紫外線を吸収し、地球上の動植物の生態系を守っています。

    しかしながら、1980年代初め、南極上空でオゾン層が著しく少なくなっている現象が観測されました。

    この現象は「オゾンホール」とよばれます。

    オゾン層が破壊されることにより地球に降り注ぐ紫外線の量が増加し、皮膚がんや白内障などの健康障害の他、動植物の遺伝子や生育阻害の原因となります。

    オゾン層破壊の原因物質「フロン類」

    フロンは人工的に作られた化学物質で、かつてはエアコン、冷蔵庫の冷媒として、スプレーの噴出材として使用されており、大気中に大量に放出されておりました。

    フロンは化学的には炭素(C)とフッ素(F)から構成される物質で、次のものを「フロン類」と呼ばれています。

    CFC(クロロフルオロカーボン)

    HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)

    HFC(ハイドロフルオロカーボン)

    C:炭素、 F:フッ素、 Cl:塩素、H:水素を示しています。

    この中でも、CFCやHCFCはオゾン層破壊の原因である「特定フロン」と呼ばれており、非常に強力な温室効果ガスでもあります。

    CFCやHCFCは分子中に塩素原子(Cl)をもっており、成層圏まで達し、太陽光による紫外線を受けると、塩素原子を放出します。

    この塩素原子がオゾンと化学反応することによりオゾン層が破壊されます。

    一方、HFCは分子中にオゾン層破壊の原因となる塩素原子を持ちませんが、こちらも非常に強力な温室効果ガスです。

    オゾン層保護に関する条約、議定書

    オゾン層保護に関して採択された条約、議定書が問われたら「ウィーン条約」・「モントリオール議定書」です。

    ウィーン条約は1985年に、モントリオール議定書は1987年にそれぞれ採択されました。

    概要は外務省ホームページを引用すると次のように述べられています。

    ウィーン条約↓

    オゾン層の変化により生ずる悪影響から人の健康及び環境を保護するために適当な措置をとること

    https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/ozone.html

    モントリオール議定書↓

    (ア)各オゾン層破壊物質(ODS:Ozone Depleting Substances)の全廃スケジュールの設定

    …中略…

    (エ)代替フロンとして使用されるハイドロフルオロカーボン(HFC)の段階的削減スケジュールの設定

    https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/jyoyaku/ozone.html

    テスト直前確認1スライドまとめ

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