こんにちは。
今回は、環境事業者にとって必須の知識である 環境アセスメント について解説します。
環境アセスメント とは、大規模な開発事業等が環境に及ぼす影響を事前に調査、予測、評価を行い、その結果を公表して、国民、地方公共団体から意見を聴き、環境保全の観点から総合的かつ計画的により望ましい事業計画を作り上げていこうとする制度です。
つまり、環境に負荷をかけやすい事業について、あらかじめ事業者自らが、事前に調査・評価を行い、環境への影響をできる限り小さく抑えながら事業を進めていくために実施します。
環境アセスメントの対象となる事業

環境影響評価法で環境アセスメントの対象となる事業は、道路、ダム、鉄道、空港、発電所などの13種類の事業です。
http://assess.env.go.jp/1_seido/1-1_guide/1-4.html
このうち規模が大きく環境に大きな影響を及ぼすおそれがある事業を「第1種事業」として定め、環境アセスメントの手続を必ず行うこととしています。この「第1種事業」に準ずる大きさの事業を「第2種事業」として定め、手続を行うかどうかを個別に判断することとしています。
〇理解度チェック問題
「環境影響評価法で環境アセスメントの対象とならない事業はどれ」
- 飛行場
- ゴルフ場
- 発電所
- 廃棄物最終処分場
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正解:2. ゴルフ場 解説:環境影響評価法で環境アセスメントの対象となる事業は、道路、ダム、鉄道、空港、発電所などの13種類の事業です。
「環境アセスメントを実施するのは誰?」
- 風力発電所の建設を計画する民間企業
- 新幹線路線の延伸を計画する国土交通省
- 廃棄物処理施設の建設を計画する地方公共団体
- 大学キャンパスの改修を計画する国立大学法人
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正解:1. 風力発電所の建設を計画する民間企業 解説:1,環境アセスメントを実施するのは事業者で、発電所は環境アセスメントの対象となる事業です。 2,3は誤りです。実施者は事業者であり、国土交通省や、地方公共団体ではありません。 4は誤りです。大学キャンパスの改修は環境アセスメントの対象となる事業ではありません。
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