こんにちは。
ここでは、企業勤めの人は最近よく耳にするようになったと思います、CSRやSDGsといった言葉の意味やそもそも何なのかといった内容をなるべくわかりやすく解説していこうと思います。
最近では、企業のホームページを見てもわかります通り、CSRやSDGs活動の一環として、環境活動や本業を通した社会貢献活動を行う企業が増えていることがわかります。
サラリーマンの方はよく会社の役員や上司の方にこのような活動の一環として、「働き方の改善」や「持続可能(サスティナビリティ)を目指した経営」、「二酸化炭素排出対策」など指示されることがあるのではないでしょうか。
ではなぜ、企業にとってCSRやSDGsなどの活動が重視されるようになったのか?
そもそも、どういう意味で、どういうメリットがあるのかということをわかりやすく説明させていただきます。
また、CSR検定取得を目指せるような内容になるように解説させていただきますので、試験に向けて勉強中の人にも役立てていただければ幸いです。
CSRとは社会対応力
CSRとは Corporate Social Responsibilityの頭文字をとったもので、企業の社会的責任と訳されています。企業が倫理的観点から、自主的に社会に貢献する責任のこととよく言われています。
しかしながら、「社会的責任」というと字面だけ見ると責任を押し付けられているように感じられないでしょうか。
ここで、責任という意味のResponsibilityを「Response」と「ability」と分けて考えると、
「Response」は反応や応答、「ability」は能力を意味しますので、CSRを「社会対応力」と理解した方が企業が実際に実施している活動のイメージとあっていると思います。
すなわち、CSRはステークホルダーとよばれる、企業に関する利害関係者の声を聞いて「社会の課題に対応」していくことを意味します。
さて、社会的責任(社会対応力)とは実際はどのように定義されているのでしょうか。
社会的責任の定義(ISO26000)
2010年11月に組織に関する国際規格 ISO 26000 が策定されました。
ISO26000では、どのように社会的責任が定義されているのでしょうか。
CSR検定のポイントになりますので、こちらのスライドにあることはすべて暗記しましょう!
コンプライアンスの狭義の意味と広義の意味とともに見ていきましょう。
コンプライアンスとは、「企業が法律や企業倫理を遵守すること」という意味で使われることが多いですが、広義的に社会の信用性を守るため社会良識も含まれています。
また、ISO26000ではCSRの7つの原則と、と7つの中核主題と呼ばれるCSRの取組み領域が明示されています。
コチラで7つの原則、中核主題をクイズや語呂合わせで覚えられますので、参照ください。
ISO26000が発行される前までは、CSRの定義は明確ではなく寄付活動などの本業とは違う慈善活動が社会貢献とされることがありました。
しかし、このような慈善活動による社会貢献は本業の調子が悪くなれば継続できません。
したがって、社会貢献とは企業の本業を通したものでなくてはならず、社会からの要求に対応する力を強めることであり、それが企業にとってもリスクマネジメントにつながるといったメリットがあります。
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