こんにちは。
ここでは、CSR検定の出題範囲内である様々な認証制度についてまとめています。
認証制度とは、第三者機関が企業の製品の品質やサービスに関する基準に適合しているか判断する制度です。
認証を取得することで、作った製品が持続可能なものを使用しているなど、基準に適合していることを証明できれば、企業として、環境配慮姿勢やCSRへの取り組みのアピールになるといったメリットがあります。
環境に配慮した様々な認証制度
それでは、どのような認証制度があるのか、下図にまとめましたので押さえておきましょう。
英語の頭文字の羅列で覚えにくいので、英語をしっかり覚えるようにしましょう。
CoC認証のCはサプライチェーンのChain
FSC認証のFは森林のForest
MSC認証のMは海のMarine
など、一文字でも覚えておくだけで検定は乗り越えられると思います。
FSC認証について
続きまして、森林認証であるFSC認証について詳しく見てみましょう。
復習になりますが、FSCとはForest Stewardship Councilの頭文字をとったもので、森林管理協議会を意味します。
そして、FSC認証とは、責任ある森林管理の規格を満たした認証林から生産され、認証材が消費者に届くまでの加工・流通過程まで認証されます。
すなわち、FSC認証とは生産地における森林管理認証のFM(Forest Management)認証と、製材から流通、加工まで認証林から収穫された認証材が使用されていることを認証するCoC(Chain of Custody)認証の2種類の認証制度から構成されています。
FSC森林認証をとることで、違法伐採や環境破壊に加担していないということ証明できるといったメリットがあります。
この認証制度を取得することで、企業の製品が適切に管理された材木を使用していることがアピールでき、企業は持続可能な経営に取り組んでいることがわかります。
ここまで、述べてきたように「認証ラベル」はサステナブル消費を実行する上で、非常に役立ちます。
ただし、環境ラベルはある環境側面に対しては保証しますが、人権面など他の側面において保証されているとは限りません。
消費者は認証ラベルだけを頼ることなく、あらゆる面での製品情報を見極めて購入するような消費行動が求められます。
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